スタッフブログ
私たちのオフィスでのちょっと良いできごとや、税務、会計の豆知識、ワンポイントアドバイスなど、優経グループのスタッフが交代でお届けします。
さて、後半です。算定基礎届の提出の流れを説明していきます!
以下、算定基礎届の提出の流れになります。
1、7月1日現在に雇用している、全ての被保険者に対して4月~6月に支払った3か月分の賃金を3で割り、3か月の平均額を算出する。
2、上記の金額を、標準報酬等級区分に当てはめ「算定基礎届」に記載し、日本年金機構に提出する(窓口受付・郵送・電子申告)。
3、厚生労働大臣が届出内容に基づき、その年の9月以降の標準報酬月額が決定される(定時決定)。
………と、文章にまとめるとあっさりしているのですが、1の賃金算出では色々と注意しなければならない点があります。
まず、基本的に7月1日現在の被保険者全てが算出時の対象となりますが、下記の方は除きます。
1. 6月1日以降に資格取得した人
2. 6月30日以前に退職した人
3. 7月改定の月額変更届を提出する人
また、勤務日数が1か月間で20日に満たなければ、その月は省いて2か月分の賃金で算出する必要があります。
さらに、実際支払額が算出時の元となるので、給与の締め日と実際支給日が月をまたぐ企業は注意が必要です。
3月10日締め・3月末払いの企業であれば、この場合の支給額は3月分給与となりますが、
3月20日締め・4月末払いの企業は、支給額が4月分給与とみなされます。
その他細かい点もありますので、提出の際はお気を付けください。
★算定基礎届の提出についての詳しい詳細は、日本年金機構のHPでも確認することができます★
http://www.nenkin.go.jp/service/kounen/hokenryo-kankei/hoshu/20141104-01.html