スタッフブログ
私たちのオフィスでのちょっと良いできごとや、税務、会計の豆知識、ワンポイントアドバイスなど、優経グループのスタッフが交代でお届けします。
こんにちは。
ふるさと納税の制度が始まって、今年で16年目に突入するそうです。
今ではワンストップ特例で利用もしやすくなり、節税の定番となっています。
過去にも何度か見直しが行われている本制度ですが、今年の10月より、新たな見直しが行われます。
<地場産品基準の改正>
返礼品のうち、熟成肉と精米は同じ都道府県内で生産されたものに限る。
今までは、自治体で加工を行えば、他県から仕入れたお肉やお米でも、加工をした自治体の返礼品として扱うことが出来ました。
しかし、10月以降は原材料がその都道府県内で生産されたものに限られます。
<募集適正基準の改正>
募集経費(上限5割)の範囲に、事務費を含める。
返礼品の募集経費の総額は、寄付額の5割以下とするルールがあります。
(例…寄付額1万円の返礼品→経費の上限額は5千円)
今までは、この募集経費の範囲に、ワンストップ特例の事務費用・寄付金領収書の発行手数料等の事務費が含まれておらず、
今回の改正により、こういった事務費も含めて5割以下で経費を抑えなければならなくなりました。
以上2点の改正となりますが、どちらも利用者にとってはマイナスの改正です。。。
ふるさと納税の寄付期限は12月末日ですが、今年は10月になる前にふるさと納税を済ませてしまう方がよさそうです。